この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
嫌いじゃなかったの!?
第4章 3ページ目。
「野田さんおはようございます」
「おはよう、杏子ちゃん」
野田さんもいつも通りだ。
試しに聞いてみた
「あ、野田さん。私一昨日泥酔してたみたいなんですが…。痴態を晒してはいませんでしたか?」
すると、野田さんは、あっはっはっ!と笑って
「飲み会に行くと毎回あんなだからみんな見慣れたよ!でも一昨日はいつもより酔ってたかもね」
そう言って楽しそうにニコニコしている。
わ、私…毎回あんな姿を… ?
蓮の言いつけを守っていれば…
私は固まった笑顔を浮かべながら穴があったら入りたい衝動に駆られていると
「おはようございます」
と、低くて心地の良い爽やかな声が聞こえた
この声の主はあの人だ。あの人しかいない。
さ、佐伯さんだ