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第9章 変態が集まった公園

「ほら、この公園よ」
彩花が横に見えてきた、木に囲まれた公園を指差す。

途中で通りすぎた繁華街から車で数分の距離とは思えないほどあたりは静まり返っていて、歩いている人の姿もない。

正面入り口を通過して横に回り込むと公園直結の駐車場があり、人が乗ったままの車が数台停まっていた。

「ちょっと待っててくれ」

黒木がひとりで車を降りて駐車している車の一台に向かい、その車に乗っていた男となにか話している。

「６人集まったみたいだ・・・丁度いい人数だな・・・」
戻って来た黒木が報告する。

「そうね、いいんじゃやない・・・多すぎず、少なすぎずで・・・」

彩花がそう言っているときに車から男達が降りてきて、ゾロゾロと公園に入って行く。