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セカンドラブ
第1章 セ
「しおり?」
目を細めて私を覗き込むそのしぐさはとっても親密で。
昨日初めて寝た仲だとは思えない。
・・・ってその寝たことすら覚えていないんだけど。
「あの・・・」
「どうした?熱でもあるか?」
私の様子がやっぱりおかしいと思ったのか
ベッドの上で上体を起こして
私の額に手をかざして熱を測る。
その優しい行動は、会社での山本主任とは別人で
本物でしょうね?と疑いたくなる。
「山本・・・主任?」
「主任?」
私の言葉に怪訝そうな顔をして
眼鏡をかけ直す。
この仕草がカッコいいって同期の真子が言ってたっけ。
「あの。昨日飲み会の後の記憶がないんです」
「飲み会の後?」
「はい。どうしてここにいるのか覚えていないんです」
「・・・・」
「ここは山本主任のマンションなんですか?」
「・・・・」
「泊めていただいてありがとうございます」
「・・・・」
「この・・・パジャマはあの。もしかして彼女のですか?」
「・・・・」
「貸していただいて気を悪くなさらないといいのですが」
「・・・・しおり?」
「あの!私と山本主任は・・・しおり、と呼ばれるような何かをしました・・・か?」
「・・・・」
「あの・・・」
目を細めて私を覗き込むそのしぐさはとっても親密で。
昨日初めて寝た仲だとは思えない。
・・・ってその寝たことすら覚えていないんだけど。
「あの・・・」
「どうした?熱でもあるか?」
私の様子がやっぱりおかしいと思ったのか
ベッドの上で上体を起こして
私の額に手をかざして熱を測る。
その優しい行動は、会社での山本主任とは別人で
本物でしょうね?と疑いたくなる。
「山本・・・主任?」
「主任?」
私の言葉に怪訝そうな顔をして
眼鏡をかけ直す。
この仕草がカッコいいって同期の真子が言ってたっけ。
「あの。昨日飲み会の後の記憶がないんです」
「飲み会の後?」
「はい。どうしてここにいるのか覚えていないんです」
「・・・・」
「ここは山本主任のマンションなんですか?」
「・・・・」
「泊めていただいてありがとうございます」
「・・・・」
「この・・・パジャマはあの。もしかして彼女のですか?」
「・・・・」
「貸していただいて気を悪くなさらないといいのですが」
「・・・・しおり?」
「あの!私と山本主任は・・・しおり、と呼ばれるような何かをしました・・・か?」
「・・・・」
「あの・・・」