この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖外伝・小指の選択
第3章 心の中の葛藤
卒業までもう少し…
今年の首席はぁたしで決まり、そして経済学博士号、コンピューター学博士号の習得も決まっている。
MITでのぁたしは、論文を10程出したのと、提携企業にプログラムを提供したくらい。
後はWitch of the fingertipとしてKIEIに渡した、後が残らないように…
「・・これで良かったのかな??」
随分開けた研究室…
卒業目前で、必要の無い物は全て撤去、残っているのは端末1つと、多少の本そんな程度。
紀永の言葉で、途中から方針転換…
論文より見聞に力を入れ、あの後作成した論文は3つだけ。
あ、予定通り縮小軽量化の煮詰めた論文は出したよ、評価も上々で文句1つ無し。
残りの時間はLittle Witchとして飛び回っていて、この半月くらいで、ボストンとワシントンをどれたけ往復した事やら・・
そう、あの一時帰国の時、本当にオリバーさんが出迎えに来てくれた。
そこまでは良かったが、仕事が溜まりに溜まっていて、ホワイトハウスに2日程缶詰状態で、必死に10日分を片付けた。
流石に、数日は資料も端末も見たくなかったというくらい…
普通10日であんなに溜まる!?
オリバーさん曰わく…
『丁度多忙期なんでなぁ…
積もりに積もっただけさ』
うーん…
やっぱり日本と米国じゃ、多忙期の時期が違うよ‥日本は3月だもん。
その後は、ひたすら説明‥客船の一件のね…
どうしてという理由までは、オリバーさんの方に伝わっていなかったらしく、もう初めからの説明会。
御披露目内容から遠藤さんのエスコート、朔夜叔父様の事に隠れていた紀永の事まで、もうほぼ全部。
ただ1つ言えなかった事、それはぁたしがパーティー会場から抜け出した原因…
嫌な事があってと、最後まで話す事は出来なかった。
・