この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖外伝・小指の選択
第4章 心の中の狭間
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
また‥か・・・
うっすらと目を開ければ、見慣れた天井…
やっぱり仮眠という事もあり、夢を見てしまった。
「・・・・・はぁ‥」
回を重ねる度にリアルになる夢…
多分、今までの俺の過去の経験が夢に反映されている。
美紀さんと同じ、アジアン系の女性を相手にした事は‥ある、仕事だったが…
その経験と記憶が完全に夢に反映されちまって、あれだけ生々しいものになっている‥とは思う。
「・・・・・はぁ‥」
参った……
無駄に女性経験が多い俺、そして夢を見る度に、美紀さん対する愛おしさと欲情は増すばかり…
こんな事をしていたら、俺は本当にどうにかなっちまいそうだ。
(・・・落ち着け……)
オマケで言えば、夢のせいで欲情モード‥つまり勃っちまってるし、暫く此処から出る訳にもいかない。
(夢の中まで抑えられるかっ!)
欲望は制御出来る、ただし俺の意志がある場合…
こんな風に、夢で欲情したのまで制御は出来ん、無意識の反応をどうやって制御するのか、逆に教えて貰いたい。
(・・・
契約が切れて美紀さんと離れたら、俺は忘れられるのだろうか?)
初めて人を‥女性を愛おしいと思った‥‥朴念仁の俺がだぞ??
その思いを忘れて、次の任務に付くのは容易な事じゃあ無い‥全て0にしなければならないのだ、美紀さんの事を忘れて……
「・・・・・
出来そうに‥‥無いな‥‥‥」
この思いを忘れるなんて出来ない、俺はずっと美紀さんに付いて居たい、一緒に居たい。
ただのボディーガードで良いから、俺は美紀さんのあの笑顔を守ってやりたいんだ。
(だとしたら、道は1つ…
美紀さんが同意してくれるかが、分からんけど……)
もし同意してくれたら俺は‥‥
やっと心が完全に決まったぞ俺!
・