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禁断背徳の鎖外伝・小指の選択
第7章 心の中の渇望



「オリバーさんって‥凄い鍛えてる・・」


「まあ‥こういう仕事だから、一般人よりは筋肉質か?」


「無駄な肉無いもの…」


興味津々と、胸や腹周りを触られるのは良いんだが…
その‥少々くすぐったいというか、なんと言うか・・


こんな風に触られた事は無いから、不思議な感覚…


でも‥何となくだが悪く無い、興味津々の顔がまた楽しく感じる‥俺に取っては初めての感覚なのかも知れない。



「随分遊んでるなぁ…」


「え!?
そ・・・そんな事・・・」


「・・・
怖く無い?
俺の事・・・」


今更とも言うが、美紀さんの男性恐怖症…


だからこそ、少しでも怖がらせないようにと、思っているんだが……



「・・・
怖く‥‥無いよ……
だって、オリバーさんには心がある、それに凄く気を使ってくれてるのが分かるから」


「・・そうか……」


真っ直ぐ俺を見詰めて、怖く無いと……


そのままキスしたら、美紀さんも応えてくれる…



「・・・・・」


唇を離した時、魅せた美紀さんの表情…
そう、あのホテルで俺のモノから出た白濁を飲み込んだ時と同じ、魅力的かつ妖艶な大人の顔。


今なら、どうしてと分かる…
美紀さんの話にもあった、性的に良い事も悪い事も、全て体験してしまったから。


不特定多数、脅しの上の強制、そして早乙女氏との…
感じからして、早乙女氏はそういう事が上手そうだ。


全てを知ったからこそ、こんな妖艶な表情が出来る…
多分‥いや間違い無く、性的な事に関したら俺より上。


天国も地獄も見た大人の女性、そして普段は絶対に見せない欲情の惹かれる瞳…


保護欲と、少しばかりの独占欲‥俺はとんでもない人に恋して惹かれてしまったらしい。


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