この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖外伝・小指の選択
第7章 心の中の渇望
「オリバーさんって‥凄い鍛えてる・・」
「まあ‥こういう仕事だから、一般人よりは筋肉質か?」
「無駄な肉無いもの…」
興味津々と、胸や腹周りを触られるのは良いんだが…
その‥少々くすぐったいというか、なんと言うか・・
こんな風に触られた事は無いから、不思議な感覚…
でも‥何となくだが悪く無い、興味津々の顔がまた楽しく感じる‥俺に取っては初めての感覚なのかも知れない。
「随分遊んでるなぁ…」
「え!?
そ・・・そんな事・・・」
「・・・
怖く無い?
俺の事・・・」
今更とも言うが、美紀さんの男性恐怖症…
だからこそ、少しでも怖がらせないようにと、思っているんだが……
「・・・
怖く‥‥無いよ……
だって、オリバーさんには心がある、それに凄く気を使ってくれてるのが分かるから」
「・・そうか……」
真っ直ぐ俺を見詰めて、怖く無いと……
そのままキスしたら、美紀さんも応えてくれる…
「・・・・・」
唇を離した時、魅せた美紀さんの表情…
そう、あのホテルで俺のモノから出た白濁を飲み込んだ時と同じ、魅力的かつ妖艶な大人の顔。
今なら、どうしてと分かる…
美紀さんの話にもあった、性的に良い事も悪い事も、全て体験してしまったから。
不特定多数、脅しの上の強制、そして早乙女氏との…
感じからして、早乙女氏はそういう事が上手そうだ。
全てを知ったからこそ、こんな妖艶な表情が出来る…
多分‥いや間違い無く、性的な事に関したら俺より上。
天国も地獄も見た大人の女性、そして普段は絶対に見せない欲情の惹かれる瞳…
保護欲と、少しばかりの独占欲‥俺はとんでもない人に恋して惹かれてしまったらしい。
・