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禁断背徳の鎖外伝・小指の選択
第8章 心の中の克服
「何事も克服だろ?」
「・・・うん‥
駄目で元々だもん、何度でもトライしてみようかな?」
「その意気込みが一番だ…
じゃ俺もトライしてみるか……」
「オリバーさんも?」
「美紀さんが、そういう意志なら、俺も多少の細工は必要って事…
ほぃっと日本に行って、どうにかなる訳がないだろ?」
それもそうか、米国と違って特別管理官の立場は通用しない‥‥のかな?
「あれ?
外交官でOKじゃなかった?」
確か‥外交官用のパスポートって言ってたよね?
「ただ日本に行くだけなら、それで済むけどなぁー
美紀さんのボディーガードとなると、至る所に入り込める伝手は必要なの!」
「なるほど・・・」
だけど、ぁたし希望の1社員以外は普通…
紀永も、極力表舞台には出さないって言っていたし、早乙女のお嬢様をやる事は無いと思う。
やりたくも無いけど・・
「そう言えば、今日仕事無いって‥私休み??」
「そういう事…
というか、1日くらい本気で休んで美紀さん、また倒れられるのは勘弁して欲しい」
「・・・・・うん」
ちょっと必死になり過ぎた‥‥かな?
オリバーさんを、あれだけ心配させるくらい。
1日くらい休んだって‥うん大丈夫だよ・・・
「ほら、ベッドなら幾らでも貸すからさ‥
1日中ゴロゴロしてても良いから」
「ゴロゴロって…
そもそも此処って??」
思いっ切り根本的な疑問・・・・・
「此処?
俺のマンション‥‥言って無かった!?」
「・・・聞いて無いし‥
と言う事は、私‥男の人の家で一晩過ごした訳ーー!?」
「・・・・・今更だ・・・・・」
今更って言うか初体験でしょう!?
こういう時って、紀永はカウントに入らないから・・・
色んな意味で、オリバーさんと初体験‥‥‥‥
結局、夕方正式にホテルの方に移動するまで、オリバーさんの家で、2人ずっと話し込んでいた・・・・・
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