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禁断背徳の鎖外伝・小指の選択
第9章 心の中の決断
(はぁぁーーっ…
迫力美人は女史で懲りてるからなぁ……)
米国大使館で大使から正式にサインは貰ったが、内容を見てから俺をチラ見し無言でサイン…
こういうタイプ苦手になりそ俺‥
やっぱり天真爛漫な明るい笑顔が好み‥って、思い浮かぶのは1人しか居ないじゃないかっ!
(今こんな事考えてたら、この先が辛い‥‥)
大使館での用事を済ませ次の場所‥流石に場所が場所だけに、大使館の方で車を用意してくれた。
とは言っても、俺まだ国際免許の申請中だから運転は出来ず、現地スタッフに運転して貰う事に…
(あーあ…
会うのは俺だって言うのに、運転手の方が緊張しちまってる‥大丈夫か?)
そりゃまぁ、アポイントを取っても、そう簡単に入れないとは聞いた…
まず招き入れる事は無いって……
今回、俺が正式にアポイントを取ったんだが、向こうはあっさり承諾…
これだけでも驚きもの‥らしい。
(綺麗だが、意外に普通の街・・
想像していたのと全然違う)
山の上とか、こうとんでもない場所とか‥そんな事を思っていたのだが、実際は街に隣接した住宅街の一角。
流石に広大な敷地だけど・・・
そう‥俺が来たのは、早乙女会長の屋敷…
つまり美紀さん家・・
今回の契約更新には、早乙女氏の同意も必要になるから、わざわざ日本に来たって訳‥‥契約書作成もあるから、トンボ帰り確定だが。
「広いな…
それでも米国じゃ普通より上くらいか?」
正面ゲートが開き、車は屋敷の敷地内へ…
無駄が無く、綺麗に手入れをされている敷地内、これで殆ど人を招かないと言うのだから、少々もったいないような気もする。
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