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禁断背徳の鎖外伝・73億分の奇跡
第12章 虚偽と真実



「好きなようにやれ紀永、あの本社改革のように‥
どうせこれだけで終わりでは無い筈だ、お前ならこれから先の早乙女を上手く回して行くだろう‥‥
世代が変わった‥今はもう若い世代、頭の固い老いぼれは消えてゆくのみ・・・」


「私はそこまでは言っていませんよ‥
お祖父様の力はまだ必要、圧倒的に周りを抑える‥‥私にはまだ足りないもの・・・」


「・・本宅に戻って来んか?
少しの間だろうが、私が培ったノウハウを全て紀永に渡そう‥
仕事ならお前が今居るオフィスか、洸紀が使っていた執務室で完璧にこなせる‥‥どうだ??」


祖父のノウハウ‥
それは今の私に足りないカリスマ性を含む、経営交渉手段‥‥それに幅広い横の繋がり。


本当に継ぐのなら、その全てを習得しなければならない‥
本宅に戻り、祖父に付くのが一番良い方法だとは理解している。



・・・大丈夫‥今の祖父となら上手くやれる‥
それが父の意志でもある、私は暫く祖父に付いて見ようと思う。



「・・・
分かりました、本宅に戻ります‥
ですが仕事の為、若干名私の部下が出入りする事になりますが?」


「構わん‥
どうせこの広い屋敷に1人‥
使用人も少なく、少々静か過ぎると思っていた‥紀永の好きに使え」


「はい・・・」



こうして私は、祖父の決定に従い次期後継者となる。


幾ら祖父の決定とはいえ、反発は覚悟している‥
クラスターというより早乙女内、これを抑え付ける事も、私の仕事になりそうだ。


念願が叶うというのに、何となく煮え切らない‥
それは始めから仕組まれたせいか?


まさか父も共犯だったとは‥
なにも明かさず、最後まで持って行った父の意志だけは、尊重してあげたい・・・


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