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禁断背徳の鎖外伝・73億分の奇跡
第17章 孤独と希望
それからも、美紀は変わらずアトリエにやって来る‥
変わった事は、絵を描いた後に肌を重ねる事。
抱く度に変わっていく美紀の身体‥
より敏感に、より私好みに‥‥
新しく性感帯を見付けては、何度もイカせて身体に覚えさせ‥
次々開花していく美紀の身体に、私の方がのめり込んで、時々過ぎて気を失わせる事も‥‥
それでも美紀は、私の前でにこやかに笑う‥
それにつられて私も‥‥
気掛かりな事が無い訳ではない‥
あの‥初めて美紀を抱いた日‥‥
「美紀‥?」
私の胸に顔を押し付け、少し切ない顔‥
「温かい‥
こんな幸せな気分、何時ぶりかな?」
「‥‥何か辛い事があるのかい?」
「・・・・・少しだけ‥‥」
多くは語ってくれないが、多分家庭事情か、あまりにも早く下校する学校事情‥そんなところかと‥‥
私も本当の事を話していないので、深く追求する事が出来ず‥
今、美紀に本当の事を話しても、美紀が混乱するだけ‥‥
せめて成人するまで‥
そうしたら、美紀に本当の事を打ち明け、迎え入れたいとは思っている‥
私の方が、美紀を離せられないのだから。
ずっと孤独の心だった私の中に入って来た美紀を、手放せる訳が無い‥
美紀を手放してしまったら、私はもう二度と女性に恋する事は無い‥それだけはハッキリ分かる。
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