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禁断背徳の鎖外伝・73億分の奇跡
第6章 紀永と季永
先ほどより、更に長く時間が掛かって漸く射精…
見向きもしない私に、女は一礼して出て行った。
(次か…
後、何人相手にするのやら・・・)
1人目でこうだ、後は推して知るべし…
少し時間を置いて2人目、3人目と続いたところで、漸く主人が部屋に入って来た。
「本当に女を好きにするとは…
意外に絶倫だ……」
「それは誉め言葉かね?」
「純粋に驚きと言ったところか…
調教されている女相手に、此処まで保つとは思わなかった」
「なるほど…」
やはり何か仕込まれていた、いきなり言ったのに、あの従順さ‥漸く納得がいった。
「まあ、それはさて置き、約束の物の半分…
中身を確認して貰いたい」
「ああ・・・」
ノートパソコンと、数枚のディスク…
ディスクを入れて、中身のプログラムを確認すれば、確かに多種のウイルスプログラム。
「報酬は?
どこに振り込めば良い?」
その言葉に、主人が胸ポケットから紙切れを1枚テーブルに置いた。
「ほう‥海外か…
ネットバンクで良いかね?」
「この端末で出来るだろう」
「そうだな・・」
確かにネットが繋がっている…
直ぐに、KIEIで登録しているネットバンクにアクセス‥指定の口座に振り込み・・・
「これで条件は整った筈だ」
「・・・残りの半分だ、確認願おう」
もう一度ディスクを入れ直し、残りを確認…
確かに、私が欲しかった物は全て揃っている。
「・・交渉成立だ、また何かあったら頼むかね」
「こちらも、これ程の大口取引はめったに無い、良い客として来てくれる事を願う‥ついでに、好みの女も沢山用意しよう」
「期待している……」
ディスクを持ち、漸く立ち上がる…
ネットバンクの方は、痕跡を確実に消した、追われる事は無いだろう。
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