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禁断背徳の鎖外伝・73億分の奇跡
第6章 紀永と季永



「・・・
良いだろう、ただし自分で挿れて自分で動け」


「分かりました…」


少々時間は掛かったが、私のモノは完全に勃ち上がっている‥後は女が好きにすればいい。



「あっ! 良いっっ!」


ソファーに両膝を付き、私のモノを咥え込んで、女は勝手に腰を振る…
私は一切手は貸さない、それが持続させる為の最善策だから。



「ああっっ!」


室内は、女の喘ぎ声と抽挿する度に聞こえる水音‥‥‥そして私の小さなため息だけ・・


元々、商売系の女や、着飾った女は好きでは無い。


華やかな裏に見える黒い思惑、私が一番嫌いなもの‥それはドレスの下に、黒く玉の輿を狙う女共‥‥そして、媚びへつらう商売系の女。


いい加減、その手の女にはウンザリしている、稀にパーティーなどに出れば、私に媚び早乙女の名を狙う女ばかり…
特に大学に入った後くらいからか?そういうのが顕著になった。


だから杉田季永の名を使い、普通の女を求める‥なんの思惑も黒い世界もなにも無い、一夜限りの関係。


私唯一の自由な時間…
最近は、そんな時間すら取れないが、今でも普通の女を求めるという心はある・・・



「ああ! イッちゃっ!」


「勝手にイクのは構わんが、後始末くらいしていけ…」


女の胎内の律動から、イッたのは分かっている…
ただ、こっちも煽られているのだ、後始末くらいしていくのが普通だろう。



「はぁはぁ‥‥はい、分かっています」


女がまたソファーの下に下り、私のモノに口淫奉仕を始めた…
気に入らないが、高まったモノを鎮めなければ、次もなにもあったものじゃない。



(・・面倒だ・・)


一度抱いてしまった女には、こんな感情しか持てない…
相変わらず興味は薄く、面倒という言葉が先に来る‥私自身も、もうどうして良いのか分からない。


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