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禁断背徳の鎖外伝・73億分の奇跡
第10章 拡大と安定



気紛れと見せた、ホテル買収を足掛かりに、数年でグループ化に成功。


EAホテルグループと名を変えて、傘下のホテルは海外も含め40程、ホテルの方はこれで十分だとは思う。



"カタカタカタカタカタ‥"



「・・・・・」


近頃の私は端末に向かいっ放し‥
理由としては独自OSの開発が佳境に入っている事と、どうにか本社に食い込み安定化させたいという思惑。


幾ら私が傘下を拡大し、クラスターグループが大きくなろうとも、本社形態が昔のままではバランスが取れない。


本社自体を変えるべきではないのか?


相変わらず、傘下を拡大させながらも、私はこの結論に辿り着いた‥
根本的から変えなければ駄目だと・・・



「社長‥
田野倉常務からの返信です」


「ああ・・・」


少し前から、本社内ではある騒動が起こっている‥
田野倉が‥常務を筆頭に、部長クラスを巻き込み、会長に反発する派閥を作った。


常務も、今の会長の経営体制に危機感を持っているのだろう。



「一応会うか・・・」


返信の内容は、会談の誘いの返事‥
私に取っても、田野倉の動向は目を光らせておきたいところ。


ただ会長に反発するのか、会社を乗っ取る算段なのか‥少々腹の内が読めないので、2人きりで会ってみる事にした。



「最後に田野倉を見たのは・・・2年前・・・」


あの会社や社長揃い踏みのパーティーで見掛けた、あの時以来。


あの時ですら話していないのだから、真面目に話したのは何年前になるのやら・・・



「さて、誘いには乗ってくれたが、尻尾を出すかどうか‥‥あっちも相当の狸だ」


「では、狸には狐ですか?」


「??
どういう意味だい葉山?」


「言葉通りの意味です」


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