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優しさを被った悪魔(仮)
第3章 客
ゴクッ…
「ふぅっ。食った食った。」
相川さんは、お腹がきつくなったらしい。
クスッ…
「笑ってくれましたね。」
「…。」
「そういや、そうだな。あんた、1度も笑ってなかった。」
「そう、ですか?」
「はい。」
越谷さんは、にこやかに私に言った。
「ずっと、仏頂面でしたね。」
「越谷さん、あの…」
「じき、くるから。ったく…」
程なくして、デザートのトレイが運ばれて…
「俺、これ!!」
いの一番に皿に盛って貰い、食べ始めた。