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第7章 天使の涙

「どうし…」
「どうゆうことですか？これ…」

フロアに縄に縛られた男性が二人…

智也とその場にいた男…

ゴクッ…

「これは…」
「パパ？」
「美弥ちゃん、車に…」
「やだ！だって、ママ言ってたもん！パパが、悪いことしないように止めるって…」

グフッ…

「ゆ、由紀…か？」
「智也？どうして？」

私の心には、既に智也は居ないが、流石にこの有り様は…

「答えて！ねぇ！答えなさいっ！」

ゴクッ…

俺ですら怖くて立ち向かえないのに…

この場にいる誰もが恐れる越谷さんに…

由紀ちゃんが、立ち向かってる。