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青い残り火
第13章 第13章
一馬は怖くなり、それ以上何も訊けなくなった。

俺じゃない
俺のせいじゃない
死ぬほどの事じゃないだろ
俺の事なんてこれっぽっちも頭になかっただろ
偶然の事故だ
無事だったしもう退院してる

一馬は理恵子の近況を訊ねる事を忘れ、どんな話の流れで会話を終えたのかも覚えていなかった。気がつくと彼は、自分のベッドの上で頭をかきむしっていた。

俺は、俺は何をしていたんだ
取り返しのつかない事を言った
ふらふら道路に出たってなんだよ
嘘だろ
何でだよ先生……

「バカ野郎、バカ野郎っ!なんであんなことを言ったんだっ」

──変だよ、汚いよ。先生、頼むからやめてくれよ、実の兄貴なんか

自分の事しか考えてなかった
それでよく好きだなんて言えたなお前
身の程知らずの自己中野郎

彼女は黙って立ち去りたかったんだ
せめて教師のままで──






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