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青い残り火
第3章 第3章

──やっぱり行きます
──いけない子ね
一馬は念のため、携帯のロゥクを確認した。
「お待たせー」
すっきりした顔で芽衣が戻ってきた。
「じゃあ俺も浴びてくる」
「うん」
笑顔を返したものの、芽衣はさっきのことが頭から離れないままでいた。
みんなあんなエッチなことをしているんだろうか
好きだからこそできるんだ
相手が桃香なら一馬は絶対あんなことしない
私、恥ずかしいのにイってしまった
痛みの残る下腹部に手をあて、芽衣は一馬の熱い口を思い出した。目を閉じて、蠢く舌の感触を思い出した。
じんとそこが熱くなる。立ったままショーツの中に手を入れ、中指で縦になぞると、蜜がとろりと絡み付いてきた。
私……
ぬめった襞を割って擦ると小さな水音が立つ。
「あ……」
机に置かれた鏡に自分の顔が映った。
あ……あ……あぁ………
片足を椅子にのせて開き、指を激しく震わせた。
いけない、いけない
……だめよ……あぁ……
昇りつめてゆく自分の顔が、更なる高みを求めて僅かに歪んだ。その淫らな表情を恥じながらも手は止められず、荒い息遣いと共に愛液を飛び散らせた。
……はぁ、あぁぁっ
芽衣は目覚めた欲望を自らの手で満たした。だがそれは、一馬から与えられたものとは違う物淋しさを心に残した。

