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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第7章 恋愛倦怠期
「ビキニだけだとヤらしくなっちゃうけど、レースの奥に葉瑠の引き締まった身体がチラっと見えてさぁ……これが堪んないんだよ」
鏡の前に立つ私の後ろに立って鏡也君があれこれ解説してくれるの。
「気に入ってくれた?」
うん。。
「どう俺のセンス!」
フフッ─鏡也君ったら…
自慢気に腕組みなんてしちゃって……
とっても可愛くて…気に入ったよ。
ありがとう!鏡也君…
「よかったラッシュガードがなかったら恥ずかしいじゃない?ヒロちゃんもいるし……」
これならヒロちゃんの前でも恥ずかしくないね。
「………ソウダッタ」
なに、鏡也君…何て言ったの?
声がちっちゃくて聞こえなかったんだけど。
ねぇ……!?
どうしたの鏡也君…ボーっとして
急に喋らなくなったし
「葉瑠─やっぱり違う水着にしようか」
え~なんで~
今…気に入ったって言ったばかりなのに…
〝ヒロちゃんかぁすっかり忘れてた〟
ブツブツひとりで喋ってたと思ったら突然おかしな事言い出すし─
「葉瑠─いいかヒロちゃんの前でこの水着は着るなよ。ヤらしい眼で葉瑠を見るかも知れないからな」
あ~また始まった。
洋子さんも一緒に行くんだから、そんな心配してどうするの?
「鏡也君…いい加減にしないと怒るよ」
失礼だよヒロちゃんと洋子さんに!
私の事を想ってくれてるのは分かるけど考えすぎ
「………だってさぁ」
もうっ、そんな顔しないで……
鏡也君の背中に手を回し顔を見た!
ギュッ。
「せっかく鏡也君が選んでくれたんだもん…いいでしょ?着ても。ね?」ニコッ
おっ、おう!…
クスッ……やっぱり鏡也君って可愛い