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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第26章 happy☆サプライズ

「あ、葉瑠待って!俺も行く」え?
鏡也君が何故か一緒に行くって言い出した。
なんで?
一緒に行っても鏡也君はする事ないしずっと待ってる事になるよ?…
「また迷子になって…泣きながら電話されても困るからさ」
え~それは大丈夫……だと思うけど
「そうだな…その方がいい!頼むよ鏡也君」
「そうね、鏡也君と一緒なら安心だわ」
お父さんもお母さんも酷いな!
いつまでも子供扱いするんだから
でも確かに初めて行くお店だから私もその方が安心だけど…
「じゃ行こう」うん。
お母さんにマンションの鍵を預けて二人で家を出た。
でも…鏡也君は何で急に?
あ~もしかしてあれかな──
私の身体を心配してくれてるのかな!
優しいね私の旦那様は─ウフフ─旦那様だって
恥ずかしくて、人前じゃ言えないな!クスッ…
でも鏡也君の会社の人に会ったら挨拶しなきゃいけないね、その時はなんて言えばいいんだろ
〝鏡也君がお世話になって……名前は変だよね〟
うちの主人が……とか、それとも夫?
プハッ、恥ずかしい……
鏡也君の顔を横目で眺めながら1人妄想の世界
「なにがそんなに面白いの?」ん?……
ううん、何でもない。
「さっきからずっと笑ってんじゃん」
─だって!
「ねぇ鏡也君は私を人に紹介するとき何て言う?」
「は?──紹介するとき?─葉瑠です」
違うそうじゃなくて。
「妻ですとか、嫁です?それとも奥さん」
「そんなの相手によるだろ」あ~そっか。
「じゃあさ…「葉瑠…もう着いたけど」
え?─あ、ホントだ!
妄想してたらもう着いちゃった。
「ほら、行っといで奥さん」あ─ウフフ
はい、行ってきます!

