この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第32章 番外編…愛しのキスは蜜の味
鏡也君が紗妃に向かって囁いてる…
「紗妃…お前のママは最高だそ、ママみたいな女の子になれよ」
いいの?
紗妃が私みたいな女の子になっても…
「女の子はドジで抜けてるくらいが可愛いんだよ」
そう?──え?
それって、遠回しに私がドジで抜けてるって言ってるよね!
「ひどっ…ムッ」
「あ、違う…いや、そういう意味じゃなくて」
なに焦ってるの?
ギュッ…急に抱きついてご機嫌取り?
「ごめん、でも俺は葉瑠がいいの─天然でドジなとこもあるけど、それが可愛くて守ってあげたくなる!…前も言ったろ?俺は葉瑠じゃなきゃダメだって…」
〝それは嘘じゃないよ!〟
私を抱きしめ愛の告白!
「フフッ…フフフ」ん?…葉瑠?
「クスッ、知ってる」
「あ~!なんだよ騙したな」フフッ…
ごめんね、
また聞きたかったから…
「葉瑠は違う?…」
ギュッ…
私も鏡也君にしがみついて鏡也君を見上げた!
「うん私も…鏡也君じゃなきゃダメ、鏡也君と結婚して紗妃が産まれて、凄く幸せだよ」
「なら─良かった!」
クスクス─
クスッ─
「ねぇ鏡也君、私がおばあちゃんになっても腕枕とか…してくれる?」
なんて答えるかな?鏡也君は─
「う~ん、それは・・・」
それはないか?
おばあちゃんちゃんに腕枕なんて
アハハ、そうだよね~!