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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第6章 素直になれなくて……

ここに戻ってきて数カ月…

元々暮らしてた町だから暫くするとやっぱり退屈になってくる。

鏡也君はお客様との打ち合わせで夕食は要らないって言ってたし…
久しぶりに町に出てみようかな。

こっちで仕事してた時には仕事を兼ねてよく町をぶらぶらしてたけど……

帰りが遅いと鏡也君心配するし、ゆっくり散策なんて出来なかったから

いいよねまたには、一緒に住んでるんだし──

ついでにショッピングして、そうだ!
夕食も済ませて来ちゃお。


1人で外食なんて初めは考えられなかったけど……

藤堂部長に笑われて行くようにしたんだ!

(お前ひとりで飯も食えね~のか?子供か……)
(ムッ…だって……寂しいじゃないですか~)

1度経験するとなんだか大人になった気分で意外に楽しいんだよね。

誰にも気を使わなくていいし。

よし。そうと決まったら家事を済ませてお出掛けの準備……

♪/★~*☆~♪*/♪
無意識に鼻歌なんか歌ってる自分に笑っちゃう。


さてと……準備オッケー

「行ってきま~す」
もちろん部屋には誰もいないけど……
気分がいいから1人でご挨拶。ウフフ

まだお昼を過ぎたばっかりだし…いつもより足を伸ばしてみよっかな。

英美ちゃんが大きなアウトレットビルが出来たって言ってたから──よし、そこに行ってみよ!

天気もいいし気分は最高。


.:*♪♪:・'°♪☆
やっぱり鼻歌まじりで聞いてた駅で電車を降りた。

駅を降りるとみんな同じ方向へ歩いてく!
若い人も大勢いるからこっちなのかな?


場所はよく知らないけど私も付いて行くことにした。

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