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秘恋~ヒメコイ~
第8章 #7
「楓!あのさ……」


「あ、たこ焼きより焼そばの方がよかった?」


「いや、そーじゃなくて……」


たこ焼きの屋台を見つけ、「ふたつ下さい」とおじさんに声を掛けた。


「はい」


たこ焼きを圭吾に渡す。


「サンキュ。…あれ、戻らないの?」


「うーん。もうちょっと屋台見てこうかなぁって」


「ふーん……。まぁいいけど」


圭吾とふたりで歩きながら、私は気になっていた。





……今ごろどうしてるのかな。
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