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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第7章 休日の街は危険だらけ?
「そうとも言うが‥
私はコーラばかりかな?」
「コーラとか飲まないと思っていたから意外‥」
「最近はね、なにせ五月蝿いのが居るから、飲むに飲めないんだよ」
「・・なるほど・・」
たまにしか無い、美紀と過ごす外での時間‥
こういう幸せがあっても良いと思ってしまう・・・・・
「悪いな暁、泊めて貰ってさ‥」
「いや、俺の方が繁華街に近い‥」
昨日、神さんをホテルに送った後、俺は暁の家に泊めて貰う事に‥
暁が借りているマンションは、本社近くで利便性が高い‥
だから時々こうして、飲んだ夜に泊めて貰っている訳。
「1人だから、何も無いけどな」
「昼飯くらい俺が奢るって、泊めてくれたお礼」
「結城の言葉に甘えるか‥
で、何食うんだ?」
「休日昼だからランチはやってないし、バーガーかなんかで良いか?」
「食えればなんでも‥」
暁は拘りはあまり無い派‥
これが高橋辺りだと、鰻でも奢れになる‥幾ら俺でも鰻は高いって‥‥
確かにクラスター本社で、プログラマーだから給料は良い‥
でも俺は意外に貯蓄中、将来何があるか分からない世の中、ある程度の余裕は持たせたいと、必要以外は使わない主義。
「なあ結城‥‥」
「ん?」
「あれ‥倉原さんに似てないか?」
暁が指差す方向‥
丁度行こうとしていた、バーガーチェーンの2階の窓際‥‥
「似てるけど、俺‥髪を下ろした倉原さんは見た事が無いから、はっきりとは‥それも男連れ‥‥」
「・・・
彼氏との休日?
それとも昨日の話の??」
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