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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第7章 休日の街は危険だらけ?
「昨日?
ああ、神さんの話の男か‥
でも見た感じ違うんじゃね?
確か黒髪眼鏡だったよな??」
倉原さんらしい女性の向かいに座っているのは、眼鏡は掛けてはいるが、茶系の髪で話に合わない。
「だとしたら彼氏‥‥」
「神さんから、彼氏は居ないって聞いてたんだけど‥
というより、本当に倉原さんなのかな??」
なんとなく半信半疑‥
仕事以外の倉原さんは見た事が無く、何時も髪を上げているから、ああまで長いのかも知らない。
って、食べ終わって下りて来たし‥
「どうする暁、聞いて見るか?」
「はっ!?
俺は・・・無理・・・」
そうだった‥
暁は良い奴なんだが、かなりの引っ込み思案、隣の倉原さんに声を掛けるまで、何日掛かったんだって言うくらい、話すのが苦手だった。
「無理に暁には頼まないから‥
俺が行って来る」
「結城・・・」
俺も気になるし‥
確かめたって、別人なら謝ればいいだけの話、当たって砕けろだ!
そう思って、暁を此処に置いて、俺1人店の方に‥
この時、俺は2人ばかり気になって、周りが全然見えていなかった‥‥
まさか、こんな偶然があるなんて、全く思ってもいなかったのは確か‥
「普通に声を掛ければいいよな‥‥」
丁度目の前は工場現場、その隅に隠れて出て来た2人に声を掛けようという計画。
(出て来た‥
って、こっちに向かって歩いてるし、逆に好都合??)
通りすがりに‥そんな手も使える‥
俺にしてみればラッキー・・・なんて思っていたら・・・
「っ!
危ない!!」
「え??」
いきなりの大声と共に・・・・・
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