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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第7章 休日の街は危険だらけ?
「でも私は、遠藤さんに対してキス以上の事が出来ない‥
それ以上望まれても、私には‥‥」
「抱き締めてキスするだけで、私は十分です‥
こうしているだけで欲情している私が居ますが、それは私が自分で何とかしますので、気にしないで下さい」
「でも!」
「外で誘い10人の女性と関係を持つより、美紀様との一度のキスの方が、何倍もの満足感を得られる‥私の心のせいでしょう‥
お願いです美紀様、頷いて下さい‥‥私は‥!」
こんな遠藤さんを放っておけないよ‥
劣情と傷付いた、迷子のような瞳をしている遠藤さんを‥‥
「・・・
分かりました、キスだけで良いのなら、私を‥‥」
「・・美紀様・・」
「・・んっっ・・」
また唇が重なる‥
今度は更に深く、遠藤さんの舌が私の口内に忍び込んで、舌から口内全てを奪われる‥狂おしい程に・・
「んっ‥はぁっ‥‥」
「あ‥ん‥ちゅるっ‥‥」
互いの境目が分からなくなりそうな程の、とろけそうで激しいキス‥
絡まる舌が、混ざる唾液が、触れる唇が、全て熱を持っているみたい‥‥
隅から隅まで丁寧に、それなのに激しく交わる、遠藤さんとのキス・・
「あっ‥‥‥」
長くキスし合い、漸く銀色の糸を引きながら唇が離れる‥
私の方は、息も絶え絶えで、遠藤さんにしがみ付いているのがやっとの状態、それだけの熱いキス・・
「はぁ‥はぁ‥‥」
「美紀様‥過ぎましたか?」
「大丈夫‥‥です‥‥」
「・・・
約束は守ります‥必ず‥‥」
こうして交わした、遠藤さんとの約束‥
これが、長きの間続く事になるなんて、この時は私も遠藤さんすらも思っていなかった・・・
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