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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第7章 休日の街は危険だらけ?



そう‥遠藤さんは、私に指1本触れた事が無かった‥
多分それが遠藤さんのケジメであり‥そして躊躇い‥‥


だから、私の方からキスした‥
私の覚悟を見せる為に‥‥



「・・・
遠藤さん・・・」


唇が離れる‥
そして見えるのは、遠藤さんの真剣な瞳‥男性としての‥‥



「・・・私はっ!」


「あっ・・・」


ギュッと抱き締められる、でも遠藤さんは私を抱き締めただけで動かない。


初めて感じる、遠藤さんのぬくもりと劣情‥
冷静な遠藤さんだと思っていたのに、心の内はこんなに熱い人だったんだ。


紀永に言われるまで気付かないなんて、遠藤さん隠すの上手過ぎるよ‥



どれくらい遠藤さんは、私をただ抱き締めていたのだろう‥
漸く遠藤さんは、私の肩から顔を上げた。



「もう一度‥キスして良いですか? それももっと深く‥
その代わり約束します、こうして美紀様に触れられるのなら、私は今後一切女性を誘い関係を持つ事はしません‥‥」


遠藤さんの決意の瞳‥
私が頷けば、遠藤さんは絶対に約束を守る、真面目な人だから。


でも、それは私が遠藤さんを縛ってしまう事‥
そんな権限は私には‥無い、紀永が好きなのに遠藤さんを縛るなんて‥出来ない・・



「遠藤さんは‥真面目過ぎるから‥
私は遠藤さんを縛り付ける気は無いです」


「・・・
それはよく会長に言われます、真面目過ぎるのでしょう私は‥
ですが、それとこれは別です、私は美紀様に縛られていたい‥これが私の本心、美紀様になら縛られても構いません」



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