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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第8章 順風満帆なのだけど‥
「くく‥‥
倉ちゃん・・・」
「・・・
社長まで・・・」
システム課の方が終わって、何時もの会長室業務‥なのだけど‥
どうやら倉ちゃん呼びが社長にまで知られたらしく、こうしてからかいに来ているんだよね・・
「案外良いんじゃないか?
同じ倉原だ、周りも呼びにくかったとは思うぞ嬢ちゃん」
「それは分かるんですけど、いきなり倉ちゃんとは‥
私だって、こんな呼ばれ方された事が無くて‥‥」
「思うより慣れろだ‥
簡単に慣れるだろ?」
「・・・
数日で諦めました・・」
ついつい本音をポロリ‥
あまりにも回りが早くて、数日で反論は諦めた‥結城さん手回しが良すぎるよ。
それに‥‥
倉ちゃん呼びになってから、話し掛けてくれる人が増えたのにはビックリ‥
今やすっかり、システム課のマスコット状態・・
「構わんだろ呼び方なんか‥
元々が違うんだ、それに倉ちゃんの方が可愛らしい‥‥」
「可愛い‥
・・朔夜叔父様!」
「お?
怒らせたか?
とはいえ美人で可愛い系なんだ、悪くないと思うんだが‥納得いってない顔かそれは‥‥」
「美人で可愛いって方に‥‥」
「俺が後20くらい若かったら、本気で口説いていたかもな‥
それくらい嬢ちゃんは魅力たっぷり‥‥で、どうしてそこで驚き顔なんだか‥‥」
だって、朔夜叔父様がこんな事を言うなんて思っていなかったんだもの‥
多少の驚きは仕方無いでしょう?
「・・・
すっかり子供相手だと‥‥」
「それは無いぞ?
しっかりした大人の女性、俺は初めからそう思っている」
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