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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第3章 早乙女邸で‥



「最上階の会長室フロアーには、同時にホストシステムのサーバーもある…
一番適した場所と考え、最上階‥会長室と直結にしたんだ‥要のホストシステムの重要性を考え、最上階だけはホストシステム直結の別セキュリティー、会長室の端末も全システムが見れる」


「・・なるほど…
普段無人って言われているけど、一番重要度が高いのが会長室フロアーだったんだ・・・」


「そういう事、だから美紀に任せようと思った…
無人なのは事実だからね」


「全然誰も入らないの?」


完全無人っていうのも…


「社長と遠藤、それにシステムメンテナンスの為に倉原…
許可しているのは、私と美紀を含めても5名それだけだ‥後は必要に応じて遠藤が通している」


「あら?
倉原父も??」


「社長1人でも良いが、出張とかで不在も多い、今本社内のエンジニアで一番腕が良いのが倉原なんだ、次に社長かな?」


「朔夜叔父様ってハード?」


それは初めて知ったかも…


帰国して直ぐ、葉山さんに付いて早乙女の方は色々教えて貰った。


聞けば聞く程、とんでもないって分かったけど、何時までも知らないじゃ通らない…
だから帰国から入社前の間に、頭に叩き込んだ。



「社長は優秀なエンジニア…
今のシステムのハード面は、社長と倉原のお陰で、あの2人も妥協って言葉が無いから、此処まで高性能になったというところかな?」


「ソフトは1人だけなのに…」


「今は2人だろう?
私と美紀、そして社長と倉原で丁度バランスが取れる」


だから紀永も渋ったんだ、屋敷と会長室で同時管理をしたいから…
勿論、それは手伝うというか、サポートはする。



「さっきの住民票を貸して?」


「うん・・・」


執務室から送信して…
私の履歴書に添付した‥それも取った日付を消して……


そしてもう1つ、早乙女美紀としての正式登録…
こっちは、この間住民票を取ったやつだ。


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