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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第3章 早乙女邸で‥
完全に書き換えるのに、15分くらい掛かるみたい…
その間、紀永も含めてコーヒータイム。
「そう‥これも渡しておかないと…」
「これは??」
渡されたのは、何処かの会員証とカードと鍵…?
「本社から屋敷は距離があるから、古くからそのままになっている私のマンションの鍵と、EAホテル最上階に入れる会員証…
フロント提示だけで十分、会員証はそのまま部屋の鍵の役割もある」
「マンションとホテル・・・」
「マンションは此処から歩いて20分くらい、ホテルは場所は分かるね?
1人暮らしをしていた頃そのままだが、屋敷に戻るのが面倒になったら使えば良いよ」
「相変わらず過保護・・」
「此処は何を言われても引かないね」
マンションは、これが終わったら連れて行ってくれるみたい。
それにしても、どっちが用意周到なのよ?
ホテルの方も、今回に合わせて新たに会員証を作ったって‥‥しっかり私の名前で登録になってるし……
「・・・
出来る限りは‥ね…
帰宅に時間が掛かる屋敷じゃ辛いだろう?」
「極力帰るようにはするけど…」
此処本社から、早乙女邸までは車で40分…
頑張って毎日往復しようと思ってたんだけどな?
先に紀永に手を打たれてしまったし…
今の業務形態からして帰れない事は無いって思うけど、紀永のサポートで此処会長室の仕事をしてから帰るとなると、ちょっと遅くはなるかな?
それは思っていたよ、定時で仕事終わらせて、こっちがどれくらい時間が掛かるかで、帰宅時間が変わるもの。
「紀永、端末見て大丈夫?」
「ああ‥次からは美紀が使う事になるからね、今の内に覚えてしまえば良い」
社員証のICチップのデーターは、まだ変更中だから、その他の端末に手を伸ばす。
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