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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第3章 早乙女邸で‥
(凄い…
米国で使ってたのよりまだ上……)
KIEIプログラムを使っているせいもあるけれど、端末から確認するだけでもシステムの高さが伺える。
「確か、この端末にもパスワードは掛かっているんだよね?」
「教えた通りに…」
事前に教えては貰ってる、今書き換えている社員証と、パスワード入力しないと端末は起動しない仕組み。
今は紀永がやったから、全てのロックは解除になってるよ…
だけど、これからは私がやらなくちゃいけない事。
「うーん…
直接だから、この端末の方がホストにアクセスしやすいんだ…
それに社内全情報に監視カメラ‥‥全部繋がってるね」
「一部にしか監視カメラの事は明かしていない、プライベートエリア以外の殆どにカメラはあるが、警備用の監視カメラとは別物、あまり良い事とは言えんが、必要なのだよ」
「そう…
そこは問わないけど……」
仕方無い事だってあるって、いい加減学習した‥米国で…
建て前だけじゃ会社は動かない、こういうのは必要悪であって、本当に必要の時にしか出さないもの。
冗談抜きに、ホワイトハウスで泣ける程鍛えられた経験…
だから、この程度じゃ驚かない、向こうの方がもっと酷かったから。
書き換えた社員証は、遠藤さんが密かに戻す手筈…
この最上階の説明だけして貰えれば、後は入社後に覚えても支障は無い事ばかり。
殆どの段取りを付けて、本社から紀永が言っていたマンションへ、車だと5分程度で着く近さ。
「・・では朝に迎えに参ります」
えっ?
ちょっと、遠藤さん帰っちゃった・・
て事は、朝まで紀永と2人きり!?
「??
どうしたんだい?」
「いや、遠藤さんも来るのかと思ってた」
マンション内‥エントランスを歩きながら、素朴な質問・・
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