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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第3章 早乙女邸で‥
「それは当たり前…
しかも食べ盛りの20才くらいだったか‥本当は教えて貰ったのだよ、その定食屋は‥‥色々と話をした場所とも言うが……」
「話した??」
「今もシステム課に居る、誰かは探してごらん?」
「今も居るんだ、紀永を知ってる人」
「私が本社のシステム課に居たのは、18才から20才の途中までの短い期間…
だからもう私を覚えているのも少ない‥本当に数人だね」
「そうなんだ…」
もっと長く居たのかと思ってたけど、紀永直ぐ飛び出したんだ…
紀永らしい選択。
「そろそろ昔話だよ・・」
「・・・紀永」
懐かしそうな辛そうな紀永の顔…
当時何があったのか、私は詳しくは聞いて無いし、紀永もあまり話さない。
ただこうして、時々話してくれる程度…
何を思っているの??
「少々過去を振り返り過ぎたかな?
・・・今はこうして美紀も居るのにね」
「えっ‥‥わっっ!」
一気に腰を掴まれ、紀永の腕の中…
久しぶりに間近で見る、早乙女会長の紀永の姿は凄くドキドキする。
本当ーっに、何度も思うけど、こういう乙女心だけは、幾つになっても変わらない‥らしい、成長まるで無し。
「・・・・・紀永」
「ん?」
「・・・我が儘聞いてくれて‥ありかとう・・・」
「こうなる予感はあったからね」
「・・・・・うん」
ちょっと背伸びして、紀永の唇にキス・・・
「・・なるべくなら、美紀のしたい事はさせてあげたいよ‥‥」
お返しとばかりに、紀永の方もキスして来る…
完全に2人きりの時間・・・
「んっ・・・」
「・・はぁ‥相変わらず煽るね美紀は・・・」
「そんな事っ‥‥んんっ」
本格的に唇を奪われる…
こういう紀永は嫌いじゃ無いよ。
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