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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第9章 本社内はトラブルだらけ

それはまあ‥社長室でうっかり寝ちゃう程度には、疲労溜まっていたのかな?
「今日みたいなブッキングはね‥
遠藤さんや、朔夜叔父様任せにしていた私も悪いけど‥‥」
「それは仕方が無い事、重役フロアーを簡単にはウロウロ出来ないからね」
それだから、今日みたいな事が起こった訳で‥
私に出来る方法は‥‥
「タブレット端末を持とうと思う‥
キラープログラムと同じく、タブレット端末から此処の監視カメラ画像を見れるように回す、そうしたら私1人でも把握が可能だもん」
「邪魔にならないかい?
今でも持ち端末が多いのに??」
「うっ・・・」
確かに鞄の中は、お守り代わりの携帯端末、それに米国と個人連絡用のスマホ、仕事その他のスマホと、私の鞄これでかなりを占めている。
それに加えタブレット‥
本音を言えば、女性的な物が入るスペースは殆ど無く、キーと財布‥これも2つなんだよね‥後は最低限の化粧道具‥
もう、これで手一杯な感じ。
「鞄大きくして、何とかかなぁ?
必要かなと思っていたけど、ギリギリ無くても何とかしてた、でもこんな事が何度もだとね、私も本当に困る」
「スケジュール調整と共に、タブレットも用意しようかね‥
此処の端末を経由すれば、会長室を通さなくても仕事も出来るようになるし、一石二鳥かな?
どうせ書面は早乙女邸に回って来るのだし、執務室を使って仕事をしても‥‥」
「考えとく‥‥」
幾ら経由したって、会長室じゃないと出来ない事だってあるもの‥
全面的に、紀永の話に頷く訳にいかないよ。
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