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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第4章 システム課ー実力試し



ブースに戻り、デスクに置いてあった紙を持ってヒラヒラ‥


あの仕事内容の書類‥‥の抜けた分、どう出るかワザと数枚抜いてやった。



(どうせ泣き付くんだろ・・・)


女性社員なんてそんなもの‥
委託の女性も同じ、困ったら周りに泣き付いて助けて貰う。


それが当たり前だと思うところが、俺が女性社員に腹が立つ理由。


別に外部担当に、女性社員が居ないとは言わない‥
だけど、今在籍している女性社員は皆、仕事的にはAクラス級の女性ばかり。


それなのに、何も無いあの倉原が、急に外部担当?


俺が面白く無いのは此処だ、実力を示しやがれって話‥
スカウトされたくらいなら、実力があるんだろうよ、欠けた部分を補える程度の実力が‥‥



「・・それはなんだ高橋??」


「熊谷課長・・・」


不味いところを見られた、どう‥言い訳するか・・・



「・・それは先ほどの受注内容の書類の‥‥一部だな?」


「いや、何枚が抜け落ちたんですよ‥
後て倉原さんに渡しますんで‥‥」


苦しい言い訳だけど、筋が通っていない訳じゃ無いぞ?



「高橋‥
新人虐めは、そんなに楽しいか?
俺がなにも知らないと思っているのか??」


「課長・・・」


耳に入っているのか‥
これはお小言決定、今回は仕方無い、見付かったんだ素直にお小言くらい聞いてやる。



「全く‥そんな事をする暇があるなら、自分の仕事をしっかりこなせ、それとその書類、さっさと渡して来い‥
向こうも困っているだろう」


「・・・・・はい」


ため息混じりに、デスクから立ち上がろと思ったら、予想外の人が隣に立っていた。



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