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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第4章 システム課ー実力試し
「熊谷‥丁度良い機会だから、暫く様子を見ないか?」
立っていたのは・・・堀之内部長・・・
「しかし部長‥」
「真面目なのは良いが、彼女‥スカウトで入ったのだろう?
だとしたら、この程度抜けていても自分で構築出来る筈‥
実力試しかな?」
「・・・はい」
熊谷課長も堀之内部長には適わない‥
あの会長が、堀之内部長の部下だった事があると噂されるくらい、堀之内部長はシステム課に長く在籍している。
「それと‥
彼女が完全にプログラムを組めたら、そろそろ新人虐めは止める事だ高橋」
「・・っ!
・・・・・はい部長」
実力試しと共に、俺への牽制‥
確かに、この状態で全てのプログラムを組めたら、実力は認める。
クラスター社は実力主義、実力があれば上へと登って行く‥
あの倉原が、どこまで実力があるか‥これで本当に分かるだろうさ・・・・・
(うん‥やっぱり自分でやろう‥‥)
高橋さんは絶対、私が課長にでも言って不足分を貰うと思ってる。
だったら、その裏を掻いて自分で考えてやるべき。
(プログラムは、自体そんなに難しい物じゃ無いし‥‥)
ごく普通の受注プログラム、特殊なものも何も無いんだから、私なら簡単に出来る範囲。
(決めた・・・)
先ずは‥不足分の仮定‥
前の分と、抜けた続きの後の分を見比べて、仮想プログラムを考え‥‥
組み立てた分を、次々とメモ用紙に書き出していく‥
それが終わったら、仮プログラム‥仮想部分と比較させて、不具合が無いかを調整。
そして本プログラムにして完成形にする‥
とは言え、1週間くらいかな?
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