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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第12章 美紀&紀永のトラウマ
(空くまで新しい依頼の方を見ようかな?)
昼間、堀之内部長に渡されたけど、今のを終わらすのに必死で、ほどほど内容確認せず・・
チラ見で厄介なのは分かったけど、しっかり確認はしていなかった。
「・・・・・
うわー
本当に厄介だよこれ‥」
セキュリティー系じゃない、それも何処かの社内用‥
苦手分野じゃないけれど、外部侵入を阻むってかなり大変な構築。
「・・・
前にこの会社でセキュリティーソフトってあったよね?」
一時期人気というか、とんでもない需要があった、それは知ってる。
でも今の私のIDじゃ、そのセキュリティーソフトの内容は見られない。
でも、この依頼内容って、それを含めた話になっていて‥堀之内部長に言ったら見せてくれるのかな?
「・・一応聞いてみよう」
貰った資料を持って、まだ仕事中の堀之内部長のところへ向かった。
「部長・・・」
「どうした倉原君?」
「先ほどの依頼なんですが、過去にこの会社で作成したセキュリティーソフトが関係するんですけど、私では前のプログラムは見れないので‥‥」
「ああ・・
あれがベースになるのか、あのセキュリティーソフトは此処では基本だけで、後は個々での構築‥
社員証を貸してくれ、倉原君の端末に、あのプログラムを回すから」
「はい、分かりました」
私‥何も考えずに、堀之内部長に社員証を渡してしまった。
この社員証が二重になっている事を忘れて・・・