この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第12章 美紀&紀永のトラウマ
(・・・・???)
倉原君の端末にプログラムを流そうとしたら、ID確認画面で止まってしまった。
彼女の社員証を借りているから、問題無く通る筈なんだが??
(・・・ブロック?
管理パスワード??)
何故こんなのが出るのやら‥
ともかく俺の管理権限で通る筈。
そう思い、部長権限‥つまり管理職パスワードを入力したが・・・弾かれた!?
(まさか?
一般社員IDだと、これで通らない筈がないんだが・・・)
「・・・・・」
少し考え、前に密かに教えて貰った社長権限のパスワードを入力したが・・・これすらも弾かれてしまった。
(どうなっている?
社長権限‥重役クラスのパスワードだというのに‥
だとしたら・・・)
チラッと倉原君を見るが、何も気にしていない様子。
(このIDには‥会長が関わっている?
・・・っ‥えっ!?)
急に倉原君のIDで開いた、どうなっているんだ??
(バグか?
でも倉原君は、この社員証を普通に使っている)
プログラムを流している内に、倉原君の社員証‥つまりICチップを覗いて見たが、別段何も無かった。
(やはりただのバグ‥か‥
少々腑に落ちないが‥‥)
疑問は残るものの不振な点は無く、これで何か言う訳にもいかない‥
俺の胸の内‥これしかないだろう。