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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第12章 美紀&紀永のトラウマ
やらしい水音が、広い部屋の中に響き渡るほど、私と紀永はキスし合う‥
愛されていると実感させてくれるくらい、紀永はキスに時間を掛けて、丁寧でいて求めるような激しいキス。
私は‥このキスが大好き、絡み合うほど紀永は男の顔を見せてくれるもの・・
「はぁ‥美紀‥‥」
「あっ‥‥」
ゆっくりと‥紀永の手は私の服を脱がしに掛かる、こういう時の紀永は絶対焦ったりしない、自然な感じでインナーもスカートも下着すらも、1枚1枚脱がされていく。
「相変わらず綺麗だ‥
それでいて快感に染まる美紀も好きだがね‥‥」
「ん・・・ぁぁ・・・」
軽く触れるだけのキスをした後、紀永の唇が下へ‥身体の彼方此方と降りて、時々悪戯にチュッとリップ音まで立てて・・
「あんっ‥紀‥永‥‥」
手が胸を捉えても、少々見えない場所にキスマークを付けられても‥
紀永の愛撫は優しくて、静かに快感を高めてくれる。
不思議だけど・・・
今のTシャツにジーンズのプライベート紀永と、髪を上げスーツ姿の早乙女会長の紀永‥
どちらも紀永なのに、少しだけ責め方が変わるの・・
早乙女会長の紀永の方が少々強引で荒々しい‥
でも私は、どっちの紀永も好き‥紀永は1人なのに二度恋してる感覚にしてくれるから。