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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第13章 裏と書いて工作と読む
「裏方だからな五十裏は‥
一番繋がっているのは姉貴だろ?
あの情報通は大概五十裏から、俺も紀永も何件かは依頼している」
「恵美里叔母様の情報源ってそこから‥
叔母様の情報網ってとんでもないって‥‥」
「五十裏だけじゃ無く、色んな場所と繋がってるからな姉貴は‥
俺や紀永でも知らん情報を、しっかり持っていたりするし、遠藤も姉貴の情報網を使っているだろ?」
「そこははっきりとは‥
紀永、遠藤さん、私、3人とも情報源が違うから」
これは本当、3人別々なのよ‥
私は勿論Little Witch関係から、紀永も独自ルートだし、遠藤さんに至っては私の分からない範囲。
「集まったら、ヤバいくらいの情報ネットワークが出来そうだ・・・」
「多分・・・」
だから別々、お互いあまり干渉しない‥
紀永は私に繋げたがっていたけど、私の方が余裕無い。
「まっ、そんなところだ‥
五十裏には嬢ちゃんの顔は割れてないらしい、紀永が上手くやったんだろう、だから五十裏に言うか言わないかは、嬢ちゃんに任せる」
「分かりました‥
でも私自身は必要無いと思います」
「まあな‥
米国が此処まで過保護にしてりゃ必要無いだろう」
「過保護・・・」
米国を過保護って‥
それって紀永や遠藤さんと同じレベル!?
朔夜叔父様との会談は、本当に身内会話で終わっちゃった‥
だけど私も気になってはいたし、朔夜叔父様に会えた事は良かったと思う。