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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第15章 サーバーダウン!
(考えて見れば、会長は去年単身米国に渡米した‥
そしてWitch of the fingertip-という人物が出て来たのも同時期‥‥)
あまりにも辻褄が合い過ぎてはいないか?
そして倉原君の目標‥
会長が自身の目標だとも‥‥
(・・・
他言無用とは言われたが、考えるなとは言われていない・・・)
俺自身に対する言い訳なくらい、百も承知だが‥そうでもしなければ、合い過ぎる考えに理性を保っていられそうに無い。
「・・・・!!」
倉原君が立ち上がり、4台目の端末すらも捜索用に回した‥
1台は俺と同じオートスキャニングだが、残りの3台は目視での確認。
(一気検索済みが増えていく‥)
次々光る検索済みの青色点灯、倉原君のを受け会長の方も早くなっていないか?
上下から押し迫る青色のマーカー‥
俺の方は、まだ半分もいっていないというのに、どちらも中層部分に迫る勢い。
(世界が違い過ぎる‥
俺を連れて来ても、大して役になど立っていない)
実力差がこれほどだったとは、俺は倉原君の何を見ていたのだろうか?
いや、それだけじゃ無い、あの当時の会長の能力すらも‥
俺は完全に甘く考えていた。