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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第15章 サーバーダウン!
このクラスター本社で部長職にまで上がり、それなりにプログラミングには自信があった‥‥今までは‥‥
だが、これを見てしまえば、俺の自信なんてちっぽけなものだと、まざまざと思い知る結果になろうとは・・
(どうすれば、此処までの能力を‥
いや、持って産まれた才能なのか??)
世の中には、どんなに頑張っても到達出来ない天才と呼ばれる人種が居る‥
会長も倉原君も、天才と呼ばれる類‥根本的なところから‥‥違う。
(何故会長は俺を呼んだのか‥
違うな、中層にバグがあった場合の保険‥それくらいは想像出来る)
中層に手が回らない以上、第三者は必要‥
立場と能力で会長は俺を選んだ、一番沈黙を守れそうだったから。
卑屈に考えている訳じゃ無い、純粋な能力からの判断‥
保険でも当たればみっけもの、俺だってそう考える。
「・・・!
あった!!
下層最上位‥‥これは‥フォルダ??」
『フォルダ?
・・・・・・・それは削除で構わん、不要な物だ・・・』
見付けた‥倉原君が‥‥
「削除‥‥中身は‥‥」
『確認の必要は無い、そのまま削除し再起動だ』
「・・・はい・・・」
倉原君は‥言われた通りにフォルダを削除し、ホストを再起動・・・