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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第15章 サーバーダウン!
暫くの間・・・
そして漸く堀之内部長は口を開いた。
「分かった付き合おう、行き先は倉原君に任せて良いんだな?」
「はい‥運転に自信は無いですが‥‥」
「そりゃ怖い」
「あまり人を乗せた事が無いので‥‥」
本当に乗せる機会が無いと言うか、日本に戻ってからは運転するより乗る方が多いというか‥
これだけは駄目なのよ。
最後の手段というのも、あるにはあるけど、やっぱり使いたくは無いし、私が運転するしか無いんだよね。
「俺の方は定時で終わるが?」
「私も終わります‥
終わってから、もう一度こちらに伺いますので‥‥」
「分かった」
はぁ―――っ・・・
何とか上手くいったぁ‥
流石にドキドキ、私としてこんな事を言うのは、ほとんど無いもん。
(一応メールを入れとこう)
デスクに戻りガラケーを取り出して、簡潔にメール‥
"18時前、部長と一緒"
普段話すからかな?
メールは簡潔な事が多い。
すぐ返って来た返信には‥
"同じく18時前に倉原も来る"
どっちも簡潔で必要な事だけ‥
どうやら倉原父も、会社から直接早乙女邸に向かうみたい。
どうなるのかな??