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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第15章 サーバーダウン!
久しぶりに、後ろ向き的な考えに耽っていたら、時間は終業少し前‥
覚悟‥決めなくちゃ!
仕事の方は早めに締め、未だ忙しそうにデスクで手を動かしている、堀之内部長のデスクの前に立った・・
「あの‥‥堀之内部長‥‥」
「ん?
ああ倉原君、昼間はお疲れ‥」
「いえ、部長の方こそお疲れ様でした‥
‥‥少しそれに関する話なんですが、宜しいですか?」
「??
ああ構わんが?」
何とか、取っ掛かりは掴んだ!!
「業務が終わってから時間あるでしょうか?
話を入れたら、2時半くらい掛かるかも知れません」
「結構な時間だな‥」
「すみません、目的の場所が少し遠いので‥」
「場所は?」
「・・・
今は言えません‥
そして目的地に着いてからの判断は、堀之内部長にお任せします」
「ふむ・・・・・」
そりゃね、この言い方じゃ考えられるのは当たり前‥
何も聞かずに付いて来て欲しいって、言っているんだもの。
でも‥この誰が聞いているか分からない場所で、迂闊な事なんて言えないし‥
だから、こんな曖昧な発言になってしまうのは、仕方が無い。