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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第17章 1本の電話ー悩みの相談ー
倉原父と堀之内部長が帰った後、私は着替えをしてから1階へと駆け下りる・・
勿論理由は、ゆーさんの事‥
どうしても、ゆーさんと話したくなった。
中央階段を曲がって厨房へ、私はめったに厨房には来ないけど、今日は別問題。
(・・・
居た!!)
明日の準備なのか、奥の大きな調理台の前に立っている、ゆーさんの姿‥
私は‥‥覚悟を決めて、ゆーさんに近付いた。
「・・・
・・ゆーさん・・」
「・・・えっ?
みっきー‥どうして此処に‥‥うんん、会長から聞いたのね‥‥」
一瞬驚いたと思ったけれど、何時もと変わらないような、ゆーさんの態度‥
だけど、何故私が厨房に来たかは、すぐに気付いた。
「・・ひと言くらい話して欲しかったのに・・」
「止められるのが嫌だったのかなぁー
みっきーは絶対に止めるもの‥」
「それは‥‥‥」
ゆーさんの言う通り、聞いたら私は止めたと思う‥
だけど理由も無しに、ただ早乙女邸から居なくなるのは、もっと嫌!
「どうして急に‥」
「急ではないのよ‥
米国に行っていた頃から、少しずつ考えるようにはなっていたの」
「・・・
それは‥私のせい?」