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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第17章 1本の電話ー悩みの相談ー
「勘違いするな美紀さんっ!
あれは俺の我が儘だ、美紀さんが負い目を感じる事なんて、何も無いんだよっ!!」
少し連絡をしていなかったら、こんな事になっていたなんて‥
俺だって、座っていたデスクから落っこちそうになったほど、焦っているんだ!?
それも美紀さんは、自分が悪いような言い方‥
あれは俺が言い出した、俺の勝手な思い、美紀さんはただ同情で同意してくれた話だろっ!!
それも何があっても一度きり、後は指1本美紀さんには触れない、それが約束‥
小さくて、だけど俺に取ったら、何よりもデカい約束・・
『でもねオリバーさん、一度でも裏切った‥それは事実だから‥
ずっと紀永に言おうと思ってた、でも言い出せなくて‥‥オリバーさんの他に、遠藤さんを抑える為の約束もあるの‥‥キスまで‥‥それに応じてる内は、遠藤さんは女性を誘って遊ばない、それも約束・・』
「美紀さん・・・」
遠藤って、早乙女会長の第1秘書のあの遠藤だろ?
アイツまでが美紀さんに‥
俺といい、美紀さんにどれだけ負担を掛けちまったんだ!?
「・・・
俺の方は、日本に行ったら直接会長に説明する、それに二度とあんな事はしないと誓うさ‥
それに対して心配しないでくれ」