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第18章 久々の憂鬱な日々

"ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ‥ｶﾀ‥‥‥"


何時もだったら簡単に終わる、修正の打ち込み作業も、今日は何度も手が止まって、なかなか終わらない。


理由は分かってる、集中出来ないせい‥
考えが絶えず頭の中にあって、こんな作業すらままならない。



「・・・
こういうのって、スランプって言ったかな？」


とうとう打ち込む手が、完全に止まってしまった‥


最近の私‥‥全く駄目‥‥‥


どうすればの空回り‥
そう‥１８才の頃の、アイツに脅されていた時のように、出せない答えにただ悩むだけ。



「・・・
後ろ向きはしない主義なのに・・・」


私のこの後ろ向きの考え方が、あの頃更なる悪循環を生んだ‥
だから止めようと決意したはずなのに、超久々の後ろ向き全開。


原因なんて分かってる、１日に衝撃な出来事の連続で、頭の整理が付いてくれないから。


どうやって暁さんに断ろう？


新島さんに、しっかり言えるかな？


オリバーさんの事の負い目と、紀永へどう話して良いか？


いっぺんに、苦手とする恋愛事情を含む数々に、私の頭と心はオーバーヒート。


元々、紀永としか恋愛をした事が無いという、恋愛に関して言えば初心者に近い、私の連続経験‥これが駄目の原因なんだよね。