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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第18章 久々の憂鬱な日々
「じゃ‥‥
恋愛経験豊富だったら、全て上手く逃げれたの私??」
硝子に反射する、冴えない自分の顔を見ながら、自分自身に問うて見る・・
答えは多分NO‥
だって、私自身が望んだ部分もあるから、逃げれる訳が無いもの。
「・・・堂堂巡り・・・」
またこのパターン‥
もう二度とやらないと思ったのにね、結局これに行き着いた。
「もう18才の弱い私じゃ無いのに‥‥」
うんん、こういう事は18才の私の方が強かった‥
色んな意味で腹を括っていたから、深夜の街でどれだけ遊んでも強くいられたんだ。
「今の方が‥‥弱くなったね・・・」
何かあると、紀永がさり気なく助けてくれるから、私はそれに甘えて弱くなってしまったと思う。
それが嫌という訳じゃ無い‥
紀永が私の事を、どれだけ心配しているか分かっている。
だからこそ、この話は言いにくかった、そんな一面もあるかも知れない。
「今日もマンションかな?」
気が引けるのと、本当に仕事が終わらない為のマンション選択‥
暫くはこれで良いと思ってる・・・