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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第18章 久々の憂鬱な日々
「今日もマンション・・・」
美紀とオリバーの話を聞いてしまってから、何日が経ったのだろうか?
最近の美紀は、早乙女邸には戻らずマンションに泊まっている事が多い。
美紀からは、仕事がはかどらないから‥こう言って来ている‥
執務室からチェックして見れば、実際にペースが激落ち。
原因は‥あれしか考えられない・・・
「・・・
やはり話し合う必要は‥‥あるか‥
このままでは、美紀は前のように自分を追い込む可能性がある」
18才の頃のように、1人で自分自身を追い込み‥‥それは私の本意では無い。
だとすれば、どんなに嫌な事でも話し合うべき‥そこから始めなければ、何1つ解決しない。
(遠藤やオリバーの事は後回しでも良い‥
一番は、美紀の心の安定、それは私にしか出来ない‥‥)
意を決し、クローゼットから上着を持ち出してから内線。
『どうなされましたか会長?』
「少し出て来る」
『しかしっ!?』
「止める言葉など、聞く耳は持たないよ遠藤‥
行き場所はマンションだ、心配は無い」
『・・・
分かりました・・・』
反論するであろう遠藤を抑え、私は車でマンションへ向かう‥
美紀としっかり話し合う為に‥‥