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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第18章 久々の憂鬱な日々



「いただきまーす!」


「美味しそうに食べる」


「だってファミレスなんて久しぶりだもの‥
こんな時じゃないと味わえないでしょう?」


「そうだね・・・」


美紀は理解している‥
もう後戻りが出来ない事に、進むしかないと‥‥


今回の事も、後々の美紀に取れば本当に些細な事になるだろう‥


私の後を追うのならば・・・


だからこそ今を楽しむ、美紀の解釈は間違っていない‥
いないからこそ‥‥辛く苦しい‥‥


だから私は、何があっても美紀を守り抜く‥
この後の会長生命と、私の愛情を全て賭けて‥‥



「ハンバーグも良かったかなぁ?」


「おいおい、そんなに食べれるかい?」


「うーん‥無理‥‥」


「またあるよ‥何時か‥‥」


「・・・そうね・・・」


最後のひと口を食べ終わり、少し寂しそうな顔‥
また機会は作る‥無理をしても、美紀がそう望むのならば・・・






「で、結局美紀の車でマンションに来てしまったが‥‥」


「あ‥‥
紀永の車はどうしよう」


「・・・朝、誰かに迎えに来らせるから、心配しなくて良い‥
いざとなったら、マンションにもスーツ一式はあるから」


「そう‥‥‥」



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