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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第19章 データー流出!?
「だがプログラマー能力はほぼ同じ‥」
「プログラマーとしてはです‥
経営面や交渉力そしてあのカリスマ性など、政治経済学を選んでしまった為に、国や大使のような政治面の繋がりはありますが、経営関係の基盤は低いんです‥‥今必死に勉強中ですけど‥‥」
「MITの秀才と呼ばれても、まだ勉強中と‥
本当に俺達凡人では適わない、何時の間にか向上心というのが少なくなっていく‥‥」
「それが普通なんですよね‥
ただ私は普通では追い付けないから、必死で努力しているだけ‥それでも長年培った実績に届く事は無い、それも分かっています‥‥私には会長のような大胆さはありません、それは目の前で会長の交渉術を見たから言える事・・」
紀永のあの交渉術‥
大胆不敵で恐れ知らずのやり口、私に絶対的に不足しているもの・・
「ごめんなさい、話が反れました‥
もし高橋さんが何かしようとしたら、私が作ったプログラムがすぐ検知する‥それだけはハッキリ言えます」
「いや良い話を聞かせて貰った‥
そうか‥高橋には二重三重に罠を掛けられている訳か、だとしたらそれを頼るしか無い‥俺はな」
話は済んだと、堀之内部長は行ってしまったけれど‥
あのプログラムに引っ掛かっるかは、やっぱり確率論で、私だって完全に読む事なんて出来ないんだよ?