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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第19章 データー流出!?
堀之内部長にああは言ったけど、本当に何も動きも引っ掛かりも無く、日にちばかりが過ぎて行く。
半月前に退社が分かった高橋さんは、後数日で本当に退社‥
私物も殆ど片付け終わり、後は退社の日を待つだけ。
結城さんは、あれから高橋さんに声を掛けない‥
勿論高橋さんが、結城さんに声を掛ける声も無い。
ただ淡々に日数だけが過ぎ、私の考え過ぎかな?
そう思い出した頃に、それは起こる事になる・・・
その日は、会長室業務も無く、普通に定時に仕事が終わり、早乙女邸に帰って来た。
私に取れば普通の行動、リビングダイニングで紀永と夕食をするのも普通、その後米国の仕事が入っていなければ、リビングで2人で寛ぐのも。
「・・そう言えば論文は?」
「え?
えーと‥だいたい出し終わっていて、次の題材を模索中だよ‥
今度はなかなか決まらないかな??」
「途中だったのは、全て終わったのだね‥
今度は私の方が出してみようかな?」
「紀永が??」
「最近コンピューター関連は、美紀に取られっ放しだから、たまに‥ね?」
軽く片目を瞑って、本気なのか嘘なのか分からない言葉‥
だけど、言ったからには何か考えるよ紀永。